会社のためになり新入社員のためにもなる研修のカリュキュラムとは?

ビジネスマナーだけでなく“仕事の優先順位”を教える

新入社員研修では名刺交換のやり方や報告・連絡・相談の重要性についてレクチャーする企業が多いことでしょう。しかしこれらの研修カリキュラムは、もちろん新入社員のためになっている部分もありますが、会社側が新入社員のせいでトラブルに巻き込まれたり恥をかくことを未然に防ぐために実施しているニュアンスが強いのです。

新入社員が「これは私たちのための研修ではなく、会社が恥をかかないための研修だな」という印象を持ってしまうと、研修に対するモチベーションが下がってしまいます。受講者に「会社が私たちのために研修をしてくれている」という印象を持たせるためには、基本的なビジネスマナーに加えて、業務を適切に遂行するための優先順位のつけ方もレクチャーするようにしましょう。

“緊急度”にプラスして“重要度”についても教える

優先順位のつけ方については、具体的な業務を例に挙げて説明すると受講者に理解されやすいです。“交通費の申請”“会議の議事録作成”“上司に指摘されたプレゼン資料の修正”など実際の業務を題材にして「これらの業務をどのような順番で処理していきますか?」と質問してみましょう。ここで新入社員が陥りやすいのが、提出期限が近いものを優先してしまうことです。期限が近い仕事を締め切りに追われながら次々と処理していれば「私はがんばっている!」という自己評価にはなりますが、重要な仕事を見落としてしまうリスクが生じます。

ビジネスではたとえ期限が近くても、重要度が低い仕事は後回しにしなければならない状況があることを新入社員にしっかり教えましょう。受講者が“緊急度が高くて重要な仕事”という判断基準で優先順位をつけられるようになったら、その研修は成功だといえます。

社員教育を行うとき、何を重視したいのか目的を決めることが大切です。一番大切なゴールとなる部分を決めておくことで、教育方針を考えやすくなります。